天と地と

東の方におわす神様に妄想暴走中。ホミン大好き!

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勇者ユノ、ゴーヤを育てる(食べる訳じゃないけどね)

Posted by そらとまめのき on   2 comments   0 trackback

「おはよー」
チャンミンの家の扉を叩くユノ。
反応がありません。
「あれぇ?おかしいなぁ、お留守?」
もう一度。
コンコン
「チャンミナァ」
大きな声でよびかけるユノ。
すると
「こっちですよ」
と、チャンミンの声が届いた。
声がする方に向かうと。
「チャンミン、なにしてる?」
しゃがみこんで何やらゴソゴソしているチャンミンがいた。
「夏場、この窓は西日が強く当たるので、グリーンカーテンをしようかと思いまして」
「グリーンカーテン?」
きょとんとした顔をするユノ。
チャンミンは手を止めずに疑問に答えた。
「ええ。植物で日陰を作り、部屋の中を涼しくするんですよ」
「そうなんだ」
ツンツン、小さな苗に触れる。
少し延びた弦が揺れる様を面白そうに眺めている。
と、ユノはチャンミンの傍らにあった移植ゴテに手を伸ばした。
「植えてみたい」
そんなユノの発言に、フフっと笑うと
「そう言うかと思いまして残してありますよ。ユノはこれを植えてくれますか?」
それはチャンミンが植えているものと異なる葉の苗だった。
「これなに?」
「これはゴーヤです。苦瓜」
途端「うへぇ」と渋い顔をするユノ。
「ゴーヤはちょっと苦手かも」
そう正直に告白するユノを見て、チャンミンはプッと吹き出した。
「食べませんよ。いえ、食べられますけど、食べることを目的に植えるのじゃないですから」
そのチャンミンの言葉に
「あ、そっか。グリーンカーテンか」
ちょっと照れくさそうに笑うユノ。
「そうですよ。ゴーヤ、身体に良いのですが、苦手でしょう?」
そう言うチャンミンにうなずくユノ。
「まぁ、実ったら薬にしますから。勿体ないことはしませんよ」
「抜かりはありません」そう笑うチャンミンに思わず顔を綻ばせるユノ。
やっぱりチャンミンだなぁ、なんて感心していた。
「葉っぱさんがさ、違うってことはゴーヤと違うの?チャンミンが植えてるの」
「これは朝顔です。村の子供が学校で育てていた苗を少し分けてくれたのです」
そう言うチャンミンの穏やかな横顔に見惚れたユノが手を伸ばした。
「ここ、土が付いてる」
そっと指の腹で払いのけるとそこにキスを一つ落とした。
「ユ、ユノ!?」
「優しいね、チャンミン」
「?」
目を見開いたまま固まったチャンミンの目を見て言った。
「グリーンカーテン、その子たちのためでしょ?その子たちが毎日ここを通るから、咲いているのが見えるようにここに植えてるんでしょう?」
「!!」
大きな目を益々見開いたチャンミン。
そんな様子を見てユノが笑う。
「目、落っこちちゃうよ」
ユノの言葉にフッと力を抜き、そのまま微笑んだチャンミン。
「早くおおきくなぁれ、だね」
「そうですね。ユノの植えてくれているゴーヤも大きくなりますように」
夏になったら朝顔とゴーヤのカーテンの下。二人で昼寝をしてみましょう。

二人で見る夢は、きっと優しい夢だから。

おしまい

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Comment

says... "管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014.06.25 05:51 | | # [edit]
そらとまめのき says... "ル○さん"
ありがとうございます。
勇者、ちっとも勇者らしい仕事していないのですが(笑)

さり気なく、優しさを見せるのがチャンミンかな?と思いまして。
ユノは全身全霊で優しさを見せそうですけれど(笑)

超スローペースですが、いつもお付き合いくださりありがとうございます。
2014.06.26 06:12 | URL | #Qn3OvKuo [edit]

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