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天と地と

東の方におわす神様に妄想暴走中。ホミン大好き!

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勇者ユノ、夜の散歩に行く

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テクテク
テクテク

勇者ユノが歩いている。
「どうしたんだ?」
窓越しにシウォンが尋ねた。
「チャンミンにね『ちょっと静かにしていてもらえますか!!』って言われちゃったの」
あら?ユノ、すねているのか?
足下の石を蹴り飛ばしているではありませんか。
これは珍しい。
「チャンミン、怒ると怖いの。だから散歩に出てきたの」
「へー、珍しいな。チャンミン忙しいのか?」
「みたい。なかなか一緒に遊んでくれないの」
そう言うユノの顔には「つまんない」と書かれていた。
つまり、構ってもらえなくて拗ねているのだ。
「ちょっと寄っていくか?」
室内を指差すシウォンを暫し眺めた後、ユノは頭を緩く振った。
「ううん。ここままイチゴ農家のハロウィン見たら帰る。それくらいになったらチャンミン落ち着いてるかもしれないし」
村の外れ、集落の坂を下った辺りにあるイチゴ農家は毎年夏の終わりになるとハロウィンのお化けカボチャをデコレーションして、道路脇に並べるのだ。
地元民のちょっとした観光名所となっているのだ。
チャンミンの家からイチゴ農家を通って教会の裏から庭を通り抜け(もちろん教会でお祈りを捧げることは忘れずに)坂道を上るとチャンミンの家の裏庭の方に戻ってくるのだ。
ちょうど、その距離が小一時間ほど。
ユノの定番のお散歩コースなのだ。
「ま、チャンミンだって忙しいことはあるよな」
「うん、なんかお薬のチョウゴウ?が忙しいみたい」
「成る程。繊細な仕事だな、薬の調合は。ユノもチャンミンが心配する前に戻れよ。っとそうだ、ちょっと待ってろ」
そう言うとシウォンは部屋の中に戻っていった。
次にユノの前に現れたとき、シウォンの手には何やら袋が。
「これ、貰い物だけどデザートに」
中には梨が三つ。
思わず目を輝かせたユノ。
一気に顔が明るくなり、ニコニコ、ホクホク。
「ありがとう!シウォン」
「いいえ、どういたしまして。気をつけて帰れよ」
「うん♪ありがとう」
梨がそんなに嬉しかったのか、スキップするかのごとく足取りで軽やかに立ち去るユノ。

チャンミンの家は後もう少しだ。



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